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実力も運のうち:能力主義は正義か?
この本は、2020年に書かれたのですが、能力主義に突き進んでいる人に対しての本ですね。
読み切って思うのは、身近にいる「店員に悪態つく人」がいなくなればいい。
どんな職業の人に対しても尊重と尊厳を持つ。
それがどんなに大切なことなのか。
アメリカの能力主義
アメリカは貴族主義(一部の富豪を優遇)から一般にSATを受験させて優秀な人材を大学に入学させる能力主義に切り替えました。今でもレガシー入学(卒業生の子供)、寄付金入学があるそうです。
大学卒業した人とそうでない人の収入の差はやはりあるようで、特に白人で学位のない労働者は収入が下がってきています。
そして絶望死と言われる暴飲暴食での死因や自殺で、平均寿命が下がっているそうです。
民主党による能力主義のゴリ押しで、学位のない白人労働者は移民、難民、優秀な人材に押しやられ、トランプが結果的に彼らの票を集めて当選しました。
この本を読んでいると、民主党は本当に弱者を支える政策を考えているのか?と思ってしまいます。
7割近いアメリカ人は努力で成功できると思っているそうです。
ヨーロッパの人たちは、そう思っている人は少ないです。
そしてヨーロッパの方が努力で成功する確率が高い。
アメリカンドリームは、もう昔に終わっています。
最近の学位を持つアメリカ人は卒業後ヨーロッパに行く人が多いようです。
発展は必要なのか?
農家をして、自然と一緒に過ごすこと、美容師をして過ごす。学位なくてもいいと思う。
それでも生活が思うようにいかないのでしょうね、アメリカは。
だから能力主義に突き進んでしまう。
生きると言うことに、発展って必要なのかな?って思ってしまいます。
好きなことして、好きなように生きることってできないのかな?
人の幸せを喜び、不幸を悲しむことができる人がいれば、物事はよくなると思います。
どんな人でも尊重する、これが大事ですね。
この本には関係ないですが、美容整形外科医がどんなキャバ嬢でも丁寧に対応するそうです。それは、どんな人でも「なんでこの人知っているの?」って言うような繋がりがあったりする、だからどこに出会いがあるかわからない。大切にした方がいい。と語っていました。
人と協力し合って生きていきましょう。
私たちの幸せは、誰かの協力があって、成り立っているのですから。